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FDOS様で、メンタルヘルスとミュニケーション研修を実施

2月16日 FDOS様(富士通パートナーズ デザイ二ング オープン ソリューションズ協会)のオンライン特別研修会でお話をさせて頂きました。

コロナ禍でリモートワークも増え、社内のコミュニケーションもとりにくく、ストレスもたまりやすい状況にあるとのことで、お役に立てそうな情報をお伝えさせて頂きました。

【1】ストレスについて
ストレスは無くそうと思うよりも、ストレス解消をしながらうまくつき合っていくことが大切です。
ストレス対策として、次の3つを心がけましょう。
〔休養〕良い睡眠とリラクゼーション(深呼吸・音楽・瞑想・ヨガなど)、仕事を忘れ没頭できるような趣味など楽しく過ごせるものを行う
〔運動〕運動は心身の健康の為に大切な役割を果たし、ストレス解消に役立ち、うつ病などの精神疾患の症状改善にも効果があります。定期的な運動習慣は熟眠にも効果があります。ウォーキング・ジョギング・水泳などの有酸素運動もお薦めです。
〔食事〕生活リズムを整え規則正しい食事、バランスの良い食事を心がけましょう。抑うつ予防にも役立ちます。

日頃から規則正しい生活とリフレッシュを心がけることがストレスを溜めない秘訣と言えます。

【2】個性心理學(動物占い)について
私は個性心理學の認定講師で、これに興味をお持ちいただいて今回のご依頼に繋がったとお聞きしましたので、研修内容に追加して紹介させていだきました。
個性心理學は中国3000年の統計学とも言われる四柱推命をベースに、その結果を12の動物で表現しイメージしやすくした心理学です。
12の動物は3つのグループ(3分類)に分かれています。
〔ムーン・いい人チーム〕黒ひょう・ひつじ・こじか・たぬき
〔アース・しっかりものチーム〕猿・子守熊・狼・虎
〔サン・天才チーム〕チータ・ゾウ・ライオン・ペガサス
今回22名の方が参加しておられ、半分の11名がアースでした。メンバーの方がIT関連の方々ですので、しっかりもののアースの方が多いだろうと想定していましたが予想通りでした。
個性心理學から学んでいただきたいのは、職場でも社会においても様々な人がいるという事です。お互いの違いを認識し、認め合い、受け入れることが大切です。更に、相手の特性を知って向き合うことで、コミュニケーションもうまくいきますので役立てていただけますと嬉しいです。

【3】コミュニケーションのとり方
コミュニケーションとは会話のキャッチボールです。相手の「言語」と「非言語」(表情・声・話し方など)から相手の気持ちを推察し理解し、相手に自分の考え・気持ちを伝える双方向のコミュニケーションです。相手にボール(言葉)をぶつけるドッヂボールではありません。
相手が受け取りやすい言葉を相手が受け取りやすいように投げることで、相手は気持ちよく受け取ることができます。相手も同じように投げ返してくれると、お互いの気持ちが伝わり合います。相手が気持ちよく受け取ってくれる話し方、しかも自分が言いたいことがきちんと伝えられるコツはアサーティブコミュニケーションを学ぶとよいでしょう。
また、相手の話をしっかりと受け取り理解するには、「傾聴力」を磨くことが大切です。今回の研修では「傾聴」の基本について紹介しました。
「傾聴」とは、相手の話をそのまま興味をもって受け止めながら聴くことで、自分の意見や価値観を交えて意見したり、会話泥棒にならないよう注意が必要です。
《傾聴の基本》
〔うなづく〕  うなづきながら聴くことは、相手に「あなたの話を聞いていますよ。どうぞ続けてください」という意思表示です。もし、うなづきもなく、じっと聞いていると、相手は20秒で話すをやめてしまいます。
〔あいづち〕  あいづちは、言葉を使ったうなづきです。あいづちをうつことで、「あなたの話を聞いていますよ」と意思表示をしているのです。
〔アイコンタクト〕  相手の目をしっかりと見ることで、これも「あなたの話を聞いていますよ」という意思表示です。日本人は相手の目を見て会話をするのが苦手という方も多いですが、相手が話している時はしっかりと目を見ることで、真剣に聞いてくれていると感じるものです。睨みつけるのではなく、優しい目で見て、しっかりと聴きましょう。うなづいたり、あいづちをうつ時に少し視線を外したり、自分が話している時に顔全体を見るようにすると、見つめ続けることなく会話が続けられます。
〔質問〕  相手の話をしっかり聴こう、理解しようと思っていたら、ただ聴くだけでなく質問をすることも大切です。質問には「クローズドクエッション」と「オープンクエッション」があります。
「クローズドクエッション」は、Yes、Noで答えられる質問で、こればかりを続けていると問い詰められているような印象を与えることもありますので注意が必要です。
「オープンクエッション」は、自由に答えられる質問です。これを使うことで、会話が広がり、より多くの情報を引き出すことができます。
研修時に以下のような会話を事例としてやってみました。
〔例〕
Q:今朝、朝食を食べましたか?(クローズドクエッション)
A:はい、食べました。
Q:何を食べたのですか?(オープンクエッション)
A:ご飯とみそ汁に野菜を炒めたものです。
Q:そうなのですね。味噌汁にはどんな具が入っていたのですか?(オープンクエッション)
A:お豆腐とワカメです。

会話が苦手な方は、会話を始めても会話が続かないという方もおられると思いますが、「オープンクエッション」を使い、相手が答えた言葉の中から、更にそれを具体的に聴くような質問をすることで、会話が繋がり広がっていきます。「話し上手は聴き上手」という言葉がありますが、自分がいかに話すかよりも、相手にいかに話をしてもらうかが、相手との関係づくりに役立ちます。
職場でまだ関係性のできていない上司と部下が面談などで話す場合は、まず上司が自分の自己紹介をして部下に自分のことを開示した後で、部下のことを聴くようにした方が部下も安心して話せると思います。

最後にブレイクアウトセッションを使って、2人組で「傾聴体験」をしていただきました。

貴重な機会をいただきましたことに感謝しております。
けあ人財アカデミー合同会社 代表 垣内イスズ

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